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清水翔太『FLY』 アルバム全曲レビュー

人生のかたわらに、その時期を象徴するアルバムを置いておけるのは、おそらく幸運なことだ。

清水翔太は、彼のクリエイティビティが解放されてから、1年にほぼ1枚のペースでアルバムをリリースしている。

2016年3月30日『PROUD』
2017年6月28日『FLY』
2018年6月27日『WHITE』

 

おととい、ある集会で、誰かの夢が本当に叶う瞬間を見た。

その人が、2年以上前から、皆にその夢のことを話していたのを俺は知っている。

その夢は、少しずつ、本当に形になった。

俺も、ずっと昔から思っている自分の夢を、口に出す。

  • 清水翔太と、加藤ミリヤと、西野カナ。3人の「2007年3月、4月」について取材とインタビューをし、この時代の俺たちの世代を理解するのにふさわしい、美しいドキュメンタリーを書くこと。

そんな仕事をしてみたい。

自分で自分を認めるのは、難しいことだけれど。

君が窓際に置いたままだった

夢をちゃんと飾ったね

大丈夫、ずっと思ってた

そんな君が好き

 

さて、アルバム『FLY』について、1曲ずつ、ソウルレビューしました。

各リンクから個別ページに飛んで、読んでみてください。

 

1.「Sorry Not Sorry」

アルバム『FLY』の第一曲目、「Sorry Not Sorry」は、まず端的に清水翔太のアティチュードを提示する。

1.「Sorry Not Sorry」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
「FLY」ツアーの夏(ではない2017年の夏) 先日から甲子園も始まり、間もなく「終戦の日」。 2017年の夏も佳境である。 我が娘(0歳7ヶ月)にとっては初めての夏だ。 清水翔太とファンの皆さんにとってこの夏は、「

 

2.「FLY」

前作『PROUD』につづいてこのアルバムでも、清水翔太は2曲目にタイトルトラックを配置している。

そして前作と同じように、この2曲目がアルバムの本格的な開幕宣言のように響く。

2.「FLY」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
エロスとタナトスの大転回 前作『PROUD』につづいてこのアルバムでも、清水翔太は2曲目にタイトルトラックを配置している。 そして前作と同じように、この2曲目がアルバムの本格的な開幕宣言のように響く。 ただいま おかえり

 

3.「My Boo」

もはや日本のR&B好きにとって、「My Boo」と聞いたら「Usher?」とはならず、「清水翔太?」でコモンセンスのはず。

そしてその一級品の音楽性と十代からの熱い支持の両立、さらにメディアやツールの使い方などを見たときに、俺が誰よりもJ-POPの「未来」を感じるアーティストは、他の誰をさしおいてもまず清水翔太なのだ。

3.「My Boo」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
ワンダーボーイの帰還 実はしばらく、清水翔太を聞いていない期間が俺にはあった。 久しぶりに聞いたのがこの「My Boo」だ。 「あ、“戻って”きた」。 音楽チャンネルでこのPVが流れた時、俺はとっさに

 

4.「Drippin’ feat. IO , YOUNG JUJU」

前作『PROUD』でSALUを客演に呼んだことで、なんとなく今回も期待されていた「お楽しみ枠」の客演招待。

結果的には、2016年にJ-HIPHOP業界でもっとも大きな話題を呼んだであろうKANDYTOWNから、IOとYOUNG JUJUが呼ばれた。

4.「Drippin’ feat. IO , YOUNG JUJU」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
今回の客演はIOとYOUNG JUJU 前作『PROUD』でSALUを客演に呼んだことで、なんとなく今回も期待されていた「お楽しみ枠」の客演招待。 結果的には、2016年にJ-HIPHOP業界でもっとも大きな話題を呼んだであろう

 

5.「夢がさめないように」

何が良かったのかわからないけれど、とにかくそこに生まれた夢のような時間。

何が良かったのかわからないけれど、とにかくこの夢のような時間からさめずにいられるように願う。

そんな瞬間の気分を、清水翔太は少しくぐもった音響のレイドバックサウンドで描き出した。

5.「夢がさめないように」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
ブルースの構図のブルース 「一寸先は闇」というけれど、夢は闇の中にこそぼんやりと浮かび上がるものだ。 未来は闇だからこそ、そこに夢を描ける。 「幸運」というものも同じく、「失敗」や「失望」の中にこそあるものだ。 アル

 

6.「interlude -夢の続き-」

間奏曲。 幕間。 ピッチが落ちて、まるで眠りに落ち込んでいくようにフェイドアウトしていく。

6.「interlude -夢の続き-」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
間奏曲。 幕間。 ピッチが落ちて、まるで眠りに落ち込んでいくようにフェイドアウトしていく「夢がさめないように」。 レコードであれば、ここでA面の終わりだろう。 そして濃厚なB面へとアルバムは進む。

 

7.「Because of You」

アルバム『FLY』の7曲目「Because of You」はシンプルなソウルミュージック。

7.「Because of You」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
「歌」をとどけるポップソング アルバム『FLY』の7曲目「Because of You」はシンプルなソウルミュージックだ。 今の時代にはそれが逆にトレンドに響く。 ソウルフルな「歌」に特化した楽曲で、イギリ

 

8.「milk tea」

アルバム8曲目の「milk tea」は、クラシカルなソウルバラード。

誰かに心惹かれていく、その甘さと、高揚感と、そして、怖さ。

8.「milk tea」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
「milk tea」は恋の音 アルバム8曲目の「milk tea」は、クラシカルなソウルバラード。 音で言うと、前アルバム『PROUD』の「花束のかわりにメロディーを」に近いと感じる。 誰かに心惹かれていく

 

9.「いつもBlue」

誰かと何かを分け合うことほど、人生において尊いことはない。

それは確かだ。

しかし「すべてを」誰かに分けようとすれば(そういう場合は普通は「捧げる」という動詞が使われる)、相手を神として扱うのと同じだ。

9.「いつもBlue」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
「いつもBlue」にならないために 「忖度してはいけない」と、このごろよく思う。 忖度することで人はダメになる。 もちろん、他人への「敬意」や「おもてなしの心」はとても大切なものである、とした上で。

 

10.「FIRE」

音と歌詞があまりにも濃密な熱に満ちた傑作シングル。

清水翔太のデビュー10周年と共にリリースしたシングル「FIRE」は自ら最高傑作と認める一曲。

10.「FIRE」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
清水翔太Newシングル「FIRE」ソウルレビュー。2017年2月、清水翔太のデビュー10周年と共にリリースしたシングル「FIRE」は自ら最高傑作と認める一曲。アルバム『PROUD』につづいて激シブなこの一曲を、魂を込めてレビューします。これ

 

11.「speechless」

「これだ」と腹をくくるのは難しいだろう。

でもそれを決めない限り、永遠に「speechless」で、誰にも何も言えないのだ。

「好き」なだけじゃダメな理由が、おそらくそこにある。

11.「speechless」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
時間は魔物に例えられることがある。人間よりもはるかに大きく、強く、何もかもを変えてしまう力があるからだ。誰かを傷つけた時、「傷つけられた方」よりも「傷つけた方」のほうが、よっぽど深い傷を負うことがある。「傷つけられた方」は自分の傷の心配をす

 

12.「Tokyo」

耳に心地よく響くシンプルな打ち込みのリズムとアコースティックギターが淡々と流れていく、アルバム『FLY』の最終曲「TOKYO」。

何かを手に入れるために、何かを失わざるを得ない、そんなジレンマをしみじみと受け入れる一曲だ。

12.「Tokyo」 – 『FLY』 全曲ソウルレビュー –
 未完成を約束された俺たちの人生について 一番大事なことは、きっと言えないことなのだ。 なぜなら、一番大事なことは、きっと叶わないから。 我々は「最善」ではなく「次善」の人生を生きている。 それでも十分に幸運

 

 

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