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夜を、自転車で横切る。

赤子を産んだ妻の実家へ、こまめに足を運ぶ。

道のりは5km、30分ほど。

生まれも育ちも武蔵野多摩地域。

なし崩し的に縁のつづく、我が懐かしき故郷。

またがる愛車も、すでに耐用年数を超えたろう。

30分の道のりで、3度は必ずチェーンが外れる。

どうこうしようとは思わない。

外れるたびに、足を止めて巻きなおしては、またペダルを踏むだけ。

 

夜を分けて、進む。

すべての建物が、馴染んでいる。

佇む暗闇を通り越しては、夢を見る。

こんな夜を、いくつ越えてきた。

「一人で大きくなったような顔しやがって」

母の乳を、あてがわれながら過ごした夜を、思い出しはしない。

だがこんな夜があるのなら、そんな夜もあったろう。

明滅する光。

生まれては消えていく命。

越えてきた夜は、ざっと10,000ほど。

 

明日に花を咲かせるのは、明日の自分。

今日に花を咲かせるのは、今日の自分。

日々、咲き直す花。

今日を生きるすべての人よ。

どうか、心に嘘を、つかないように。

今日のあなたに会いに、夜を横切る。

 

 

 

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