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アルバム6曲目「Drunk」はシンプルな曲だ。

歌詞も音もタイトルも一貫している。

つまり、酩酊状態である。

脳を振動させるようなトラック。

清水翔太は、ただ音楽に身をゆだねるかのようにラップする。

ポップソングにおいて音楽と一体化するというと、こんな感じか。

 

 

60年代であれば別のメタファーもあったのかもしれないが、現代の日本においては酒が格好の題材である。

ジミ・ヘンドリクスのこの演奏がそうであるように、清水翔太のラップもスキャットのように即興であるかのように見えて、実は周到に用意されている。

「気の利いた即興のスピーチをするためには、だいたい準備に3週間ぐらいかかる」とマーク・トウェインも言っている。

Everybody put your glass in the air

言いたいことがあんなら言え

Don’t stop the party

望むのはそれだけ

このラインは、ライブハウスでも、スタジアム級のライブでも高らかに映えることだろう。

周到に用意された快楽が、この「Drunk」という曲には込められている。

 

 

※アルバム7曲目「thinking bout you」ソウルレビューはこちらから

7.「thinking bout you」 –  『PROUD』 全曲ソウルレビュー –
「thinking bout you」から、アルバムは後半へ アルバム7曲目「thinking bout you」 は、前曲の「Drunk」から曲調もテーマもガラッと変わる。レコードで言うならばB面が始まったと

 

※清水翔太 アルバム『PROUD』全曲ソウルレビューはこちらから

清水翔太 アルバム『PROUD』(2016) – ソウルレビュー –
2016年の傑作アルバム、清水翔太『PROUD』全曲レビュー 清水翔太が26~27歳の時につくったこのアルバムは、2010年代を生きる20代の心と風景を描いた傑作だと俺は思います。清水翔太自身にとっても、ポップミュージシャンと

 

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