広告

 

 

そんなわけで、Kylie Minogueは踊りに出かける

Kylie Minogueの新作『Golden』が気持ちいいので聞いている。

アルバムのドアタマ、1曲目の「Dancing」の歌いだしのワンフレーズ目が最高だなと思う。

No one wants to stay at home
Nobody wants to be alone

まったくその通りだなと思う。

誰も家でじっとしてなどいたくないし、同時に誰も孤独にもなりたくない。

そんなわけで、カイリーは踊りに出かけるのである。

踊りに出かけるわけだけど、そんな風に遊ぶことばっかり考えていたら、やっぱり誰かとの地道な生活は破綻していくわけで。

破綻して悲しかったり、「それでもやっぱり自分らしく強く生きなきゃ」と決意したり、その間にあるいろんな複雑な感情を歌にしていく。(たとえばモーテル(←とは言っていないけど)で一人でラジオ聞いてたり)

 

Kylie Minogueはナッシュビル録音する

このアルバムでKylie Minogueは初めてのナッシュビル録音に挑んだそうな。

いい感じなのではないかと思う。

俺のお気に入りはもちろん、アコースティック気味のアルペジオとエレクトロなダンスビートがフューチャーされた今風のダンスソング「Stop Me from Falling」。

 

その次の次の曲の「A Lifetime to Repair」もいい。(「Six, five, four, three, Too many times I wish I’d never cared」という、コーラスの冒頭のお遊びがいい。)

アルバムとしては、前半に良曲が詰め込まれていて、後半はあまり耳に入ってこないような気がする。

でもたとえば「Shelby ’68」なんかを聞くと、世界中のポップスターは一度はナッシュビル録音してみたらいいんじゃないかと思う。

ポップシンガーである以上、アメリカのあらゆるサウンドや叙情の延長線上にいる。

せっかくだから一度ぐらい、その世界に浸って真似っこしてみるのはいいもんだなと思う。

 

カイリーがこの音楽をやる意味があるのかといえば、それは微妙なところだ。

音楽の側から見れば、カイリー以外にもこういう音楽をやる人はいるかもしれないけれど、カイリーの側から見れば、一度ぐらいこういう音楽をやってみることは大切なことかもしれない。

「カイリーというよりはなんだかBritney Spearsっぽいな」と思ったときに気づいたのだけど、ブリトニーこそきっと、こんな音楽をやるべきだ。

カイリーのこのアルバムにしても、そこにポップシンガーがいるからクリエイターが集まる。

そこに、ポップシンガーがいるからこそ作られる音楽やビデオなどのクリエイションがある。

ブリトニーの名の下につくるアメリカーナのポップソング(アルバムとして)が、聞きたいなと思う。

 

 

エルトンのつくるアメリカーナ。

良すぎ。泣

 

広告