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1、「黄金のセレブレイト(Golden Wonder)」

妻と一緒に風呂に入った。

妻の好きなLushのバスボム、「黄金のセレブレイト(Golden Wonder)」を湯に溶かしての、入浴だ。

 

クリスマス限定商品でもあるこのバスボムは、外見上は金色のプレゼントボックスだ。

しかし湯に落とすと中からブルー色が噴き出してくる。

そしてさらにしばらく眺めていると、やがて星型のキラキラした小さなカケラたちがたくさん飛び出してくる。

俺と妻はしばらく、その星のカケラを捕まえて遊んだ。

その小さな星型のカケラたちは、さらに細かく湯に溶けていって、微細な金色の粒子となる。

ブルー色の湯の中に無数の金色の粒子が溶け込み、散りばめられる。

その粒子は、たゆたう湯の動きを可視化する。

ブルー色の中をただよう無数の金色の粒子たち。

それはまるで、宇宙空間の中を漂う微細な粒子たちがお互いの引力に引かれ合いながら、何万年もかけて星を形作るために寄せ集まってくる流れのようだ。

Lushには別に「インターギャラクティック 」という、それこそ宇宙空間をフューチャーしたバスボムがある。

しかし俺は、「インターギャラクティック 」よりもむしろ、今日の「黄金のセレブレイト(Golden Wonder)」のほうに、宇宙を感じた。

粒子の流れの中に層が生まれ、層が重なり合って密度を増していく。

そしていつか、そこに何かが生まれる。

 

 

2、星のカケラ - ash to ash, dust to dust –

 

やがて大概のぼせてきた俺が湯から上がろうとした時、星型のカケラが一粒、まだ溶けずに湯の中を流れていくのを見つけた。

俺は妻に声をかけて、二人でこのカケラを捕まえた。

最後まで形をとどめて、踏ん張っていたこいつが、なんだかいじらしく思えた。

だからと言って、こんなカケラをいつまでも見つめていたところで何になるでもない。

俺と妻はやがて、星のカケラを湯に流し、溶けて形を失っていくのを見守っていた。

形あるものは、やがて形を失う。

これは宇宙がその始まりから終わりまで持っている、根源的な摂理だ。

俺と妻も、いつか塵へと帰るだろう。

「Earth to earth, ash to ash, dust to dust」というやつだ。

 

妻の腹には、我々の子がいる。

塵のかたまりである我々が、また別の塵のかたまりをつくったわけだ。

我が子は、親である我々よりも長くこの世に形をとどめているだろうか。

そうであるといいと思う。

俺の見ることのできない世を、見られたらいいと思う。

娘よ。

まだ形をとどめていたこんな夜に、俺と妻、すなわちあなたを形づくった両親は、ゆったりと風呂に入った。

バスボムなど投入しながら、平和に湯に浸った。

おそらくまだ記憶もないあなたも、妻の肉と皮膚に包まれて、同じ湯に浸ったんだ。

そしていつか俺も妻も、あなたも消えて、このデジタルの文字列だけが残るだろう。

 

 

3、「This Is The One  – strong-」 始めました

そんなデジタルの新しい場所。

「This Is The One – strong-」、始めました。

なぜ「strong」なのか。

以前のブログ(俺はそれを「innocent」(無垢な、未熟な)と呼ぶ)よりも、このブログではっきりと意識することがある。

それは、この世の中にしっかりと届けること。

より強く、形を持たせること。

本当に届かせるつもりで、届かせる目的で、何かを発すること。

「This Is The One – strong-」、今日から始めます。

 

 

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