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いつからか、「すっかりとっ散らかっちまったな」と思う。

毎日毎日、自分の気持ちや望みを書きとめては、一つずつ整理して暮らしていた頃の自分はもういない。

それが子供を持ったことによるものなのか、「勤務時間」というものの無い仕事をし始めてからなのかわからないが、とかく頭がとっ散らかっている感覚はある。

たぶん、環境要因のせいにしてはいけないのだろう。

一日の中でたった20分、デスクの上に置いたノートとペン、あるいはラップトップPCに向かい、綴る時間を持たないのがいけない。

 

別に、書かずにすむなら書かなくたっていい。

ただ、書かずにいる時の、頭に靄がかかっていくような、しびれて麻痺していくような感覚。

何かを置き去りにしているような、するべきことをしていないような感覚が残らないのなら、それでいい。

俺は何をしているのか。

俺の行動が、俺の日々が、俺の命が、何なのか、何をしているのか、何になるのか、自分が誰とどこにいて、何をしているのか。

それがわかっているのなら。

言葉に頼らなくたって、俺の心がしっかり了解しているなら、それでいい。

 

了解していないから、書いている。

「これはここ」「これはこういうこと」「これはこう」「これはこれ」「これはここがおかしい」「これはこれがいい」「これはこのほうがいい」「そうか、これはこうだったのか」「これはこれと同じ」「これとこれを一緒にしてはいけない」「こんな時はこう」「これはこうなるはず」。

そんなことを、整理しながらでないと、暮らせない。

整理しないと、澱が溜まって、詰まって、軋む。

 

もっとちゃんと書いて。

書いて、消して、整理して、並べ替えて、また書いて、消して、書き直して、整理して。

そんな、良い形のある作品にしたいと思うけど、もしかしたら俺にはそれは向いていないのかもしれない。

開き直ることが正しい場合もけっこうあるということぐらいは、30年生きてきた中で、覚えた。

I’m only human just like you.

誰もそれ以上ではないし、一人の人間以上のものにはなれないし、自分自身以外にもなれない。

自分に何ができるのかがわからない。

せめて、自分をなるべく傷つけないようにしようと思う。

 

 

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