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流行のブログについて俺は知らない

俺は元来、「業界」というものに興味が無い。

小説や書物を読んで書く事を趣味としながら、今の出版業界で何が売れているだとか、過去から最近にかけての傾向とか、知らない。

ポップソングは大好きだから、1950年代ぐらいから現在までの音の傾向の変遷はほぼ身に染みていて、聞けば時代はわかる。

ただ、その音の背後にある産業、どのレコード会社に所属していたとか、どのスタッフが携わったとか、どの機材がその音を生んだとか、あまり興味がない。

あくまでもユーザー根性を捨てないというか、それが面白いかどうか、心に響くかどうか。

それいうことにしか興味がないのだ。

 

今も俺はこうしてブログを書いているわけだが、現在の世の中でブログがどうなっているのか、あまりよく知らない。

俺にはあくまで言いたいことがあり、書きたいことがあり、インターネット技術とブログという形式が、俺にその手段を与えてくれている。

ただそれだけなので、今の世の中で人気があるブログだとか、主流の傾向だとか趨勢について知らない。

しかし一人の読者として、「面白い」と思うブログにめぐり合う事もある。

偶然、そんなふうに面白いブログに出会えると、嬉しくなる。

今回は、俺が気に入っているブログを3つ紹介する。

ろくでもない曲よりも素晴らしい曲が売れて欲しいと思うように、ろくでもないブログよりも見ごたえのあるブログにアクセスが集まるといいと思う。

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俺のおすすめのブログ3つ

1.新宿メロドラマ

「安っぽいヒューマニズムは要らない。高いのを持ってこい」

新宿メロドラマ

俺がこのブログを知ったのは、小説投稿サイト「カクヨム」でのことだ。

この「カクヨム」というサイトで俺が何をしていたのか、なぜ今では何もしてないのかについては、また改めて書く機会もあるだろう。

何にせよ、この「カクヨム」でたまたま、この「新宿メロドラマ」というブログの主である「うでパスタ。」という書き手の文章に出会って、「面白い」と思ったわけだ。

今ではボストン在住で、ベトナムにおけるインターネット関連(?)の会社の社長であるこの「うでパスタ。」さんであるが、元々は歌舞伎町を主戦場とする飲んべえである。

ボストンに移ってからは更新頻度も下がり、エントリの内容も「総論」や「まとめ」的なものが多い。

これはこれで読み応えがあって、たまに見て更新されていると嬉しくもなる。

しかし初期のまだ酒の抜け切らず何者でもない雰囲気の文章にはまた違った迫力があるので、最初の記事(2009年4月22日)から順に読んでいくのもオススメだ。

近ごろは更新頻度もめっきりと減って少し寂しいのだが、同じくブログをやる身としては、「なるほど少しでも読者がいてくれる場合、何であれ更新しておくというのはやはり重要なのだな」と、世間で言われている定説を1ユーザーとして自分なりに再確認する。

 

2.けんさく。

「けんさく。が、いろいろ趣味のことをやるページです。」

けんさく。

俺がこのブログにたどり着いたのは、ストーン・ローゼズの画像検索からだったと思う。

この「けんさく。」というブログを書いているのは人間ではなく、「けんさく。」という名のミームだ。

このミームはまず数学に造詣が深く、文学と音楽と映画の話題も豊富だ。

ミームだから、人間の興味ありそうなものには何でも詳しくなってしまうのは当然なのだ。

このブログには、映画批評と書評とアートの話と音楽紹介とアニメ紹介と、あと自作小説もふんだんに詰んである。

で、「中の人」が誰なのかというと、このウェブサイトに思いっきり名前が書いてある。

淡中圏の脳髄(永遠に工事中)

この「けんさく。」というブログは、どこを覗いても面白いこのウェブサイトの一部でしかないのだ。

俺もいつか、こんなサイトを作りたいなと思う。

 

3.美しい星

「美しい星」

美しい星

俺がこのブログに出会ったのは、たしか「真夏」というキーワードで画像検索した時だと思う。(今では「秋元真夏」という名のアイドルに邪魔されてたどり着けないが)

何の変哲もない街角の写真と、それに付随する住所などのメタデータのみで語るという、このブログの削ぎ落とされた禁欲的なスタイルには、何か人の目をひきつけるものがある。

俺が生き、愛着をおぼえ、別れを惜しく思う、美しい星の日本という国は、たしかこんなところだったと、俺には思える。

ビッグデータの行き着く先では毎秒数十回とかいうシャッタースピードで世界中をくまなくキャプチャしつづけ、地球の表面はあらゆる時間と空間を問わずすべてデータ化されると思われる。

そうなってみると、むしろ人の心をとらえるのは、「どの時点の、どの地点を、どの角度から、どの画角で、どんな質感で」捉えた瞬間をそのデータから切り出してくるかにかかってくるので、結果として人に見せるために出来上がった映像としては、人が自分の手でカメラ構えて撮影するのと同じということになる。

このブログの、優れて静止度の高い写真たちは、俺たちが生まれて人生を営んだこの惑星の、時間と空間がどのようなものであったかを捉え、語りかけてくれる。

 

 

以上、俺が定期的に訪れる、オススメのブログを3つ紹介した。

ウェブ上の表現における「ブログ」という形式が今後どうなっていくのかは予想できないが、このように見ごたえのあるブログが増えると面白いなと思う。

 

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サイト作りました! Themifyで
Akiya Iggy Igeta Photographyを見るべし。 以前このブログでも少し触れたが、一月ほど前から友人のサイトを作っていた。で、それがいざ完成したので、ぜひ皆さんに見てもらいたい。それがこれ↓

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