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1.2017年のスローガンは「Work Your Hands!」にしようと思う

別に毎年、その年のテーマを定めているわけではないけれど、今年のスローガンは「Work Your Hands!」に決めた。

今年はいよいよ自分の時間の使い方というものについて考えながら行動していかなければいけないと思う。

端的に、使える時間がさらに限られてきたから。

今までの俺は何かというと、すぐに立ち止まっては考え込む性質があった。

それはそれで、別に悪いことではないと思う。

ソクラテスは散歩の途中で立ち止まったまま動かなかったとか、考え事に夢中で穴に落ちたとかいろいろある。

なんだか微笑ましくて、美しい人生だなとは思う。

ただ、ソクラテスは職業としての哲学者だし、奴隷だって持っていたわけだ。

俺は考え事それ自体が仕事ではないし、雑事を請け負ってくれる奴隷や請負業者がいるわけでもない。

 

今年の俺は、立ち止まって内面に沈み込みそうになった時に、アタマの中で「Work Your Hands!」というアラートが鳴り響くように設定した。

プライベートでは家事や育児。

妻と協力して、いい子を育てて生きたいという思いがある。

妻をどうやって助けようとか、子をどんな風に育てようとか考える前に、単純にやらなければいけないことが山ほどある。

だから、たとえば家にいる時に、考え事に集中しそうになったら、頭の中で「Work Your Hands!」のアラートを鳴らす。

そうしたら、ただ考えるだけじゃなくて、哺乳瓶洗ったり洗濯物たたんだりだとか、育児書読んだり考え事書き留めたりして、とにかく手を動かす。

「まずはじっくり考えておいて、事はそれから動き出しましょう」というゆとりは、俺にはもうないのだと認識する。

 

仕事においても、「望ましいバランスは…」とか考える前に、とにかく目の前のことから手をつけちゃう。

「えーっと」とか立ち止まる5分の間にとにかく手を動かして進めてしまう。

それでだいたい方針は決まってしまうものだし、雑事が次々と片付けられていくことによってこそ、考え事も上手くいくものだ。

とにかく5分や3分の積み重ねを、今まで以上に大切にしていこうと思う。

それでもなお、自分の中にわだかまりとして後まで残る感覚は、疑問として大切に抱えておく。

 

ブログにおいても、記事ごとに構想を練って、情報を集めて整備してから書き始める、ということはしない。

プロット書くならプロット書き始めるし、いきなり本文書くなら書き始める。

それでわりと上手くいってしまうものだ。

とにかくまず手を動かすこと。

それが今年のテーマだ。

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2.俺の90年計画

なぜわざわざこんなことを今年のテーマにした上に、こんなところに書いているかというと、これが「たった一つの誠実なやり方」だとは思っていないからだ。

「まず動く」、「まず言葉にしてしまう」というのは、何かを固めてしまうことで、ある種のリスクをはらんでいる。

あらゆる行動や発言は、決断の一種だ。

そしてあらゆる決断は、受容や変容の余地を狭める。

自分の意見を明確にすることは、ある程度自分も他人も騙すことだ。

当たり前だな。

何かになるということは、別の何かにならないということだ。

どんな決断も形式も行動も、十全なものにはなりえない。

概念化や定式化をされた瞬間に、それに魅力を感じなくなるといった体験は、誰にもあるのではなかろうか。

自分が好きで面白さを感じていたのは、そうなる以前の、曖昧で可能性を秘めたものだったと。

 

これを拒絶して、永遠に「未」や「前」の段階にとどまることも、一つの誠実な態度だと思う。

それは自由の表現の一つであり、自戒を捨てて暴走しがちな人の性(さが)へのブレーキにもなるだろう。

ただ、こんな時、自由はたとえるなら「現金」のようなものだ。

資産は現金として手元に置いて置く限り、決して目減りしないし、何にも使える可能性を最大限に秘めている。

カネを何かに使うということは、当然、他の何かには使えないということだ。

現金として手元に置いておく限り、その決断のリスクを犯さずにすむ。

しかし現金は持っているだけでは何ものでもなく、使って初めて意味があるように、自由もまた持っているだけでは何ものでもなく、使って初めて意味がある。

しかも、自由も現金も、その状態であればリスクゼロというわけでもない。

現金がインフレに合わせて実質上は目減りするように、自由も余命に合わせて実質上は目減りする。

しかも、カネを使うのは楽しいように、自由を使うのも楽しいはずだ。

てなわけで、ついに俺は吹っ切ることにしたのである。

そう決断しただけで、まだ実績ゼロだけれども。

 

これまでの30年、俺は世界を「見て」学んできた。

これからの30年、俺は動いて世界に「仕事」を及ぼす。

最後の30年は、知らん。

これが、俺の90年計画だ。

 

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